【なろう4コマ感想】お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 ☆☆☆☆★ 4.2/5点
【タイトル】
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件
【あらすじ】
【評価】
☆☆☆☆★ 4.2/5点
【感想】
甘ああああああああああい！！
いうなれば、劇甘のドーナツをチョコレートファウンテンにぶち込んだかのような、甘々の恋愛小説です。
しかし、いきなり甘々になるわけではなく、ガードが固い物同士が、少しずつ距離が縮まっていくお話です。
けん制しあって中々近づきません。
じれったいです。
けれど、少しずつ、お互いが信頼していき、恋愛感情が芽生えてきます。
そして、甘味成分がだんだんと足されていくのを楽しむ小説となっています。
ちなみにこの小説は、2019/3/15時点で「小説家になろう」の４半期ランキングで２位になっています。
これは快挙です。
ランキング上位陣はほぼファンタジーという、偏りまくったなろうというサイトにおいて、現実世界のただの恋愛物語で、４半期２位というのはやばすぎます。
過去に、「謙虚、堅実をモットーに生きております！」という恋愛小説が、なろうにおいて爆発的人気を誇りましたが、あれですら転生物という、なろう要素をしっかり含めていますからね。
しかも、投稿からわずか３ヶ月で、レビュー数が既に総合３位に位置しています。
６３万を超える小説があるなかで、です。
なろうにおいて、どれだけこの小説が、異端かがわかるかと思います。
で、話は内容に戻ってですね。
主人公が、天使とよばれる学校のマドンナとたまたま部屋が隣同士で、だんだんと仲が進展していくっていう話なのですが。
まぁ、ベタベタの、恋愛の王道をいく小説ですね。
他の恋愛小説と違うのは、この物語にはとにかくストレスが少ないのです。
ヒロインは１人しかいないし、恋路を邪魔してくる、性格の悪いライバルもいなければ、三角関係もない。
主人公が大きな苦難に立たされることもありません。
周囲からの嫉妬もあるにはあるのですが、その描写は非常にあっさりしています。
ヒロインの両親に問題がある、という話もあるのですが、それも極力、読者にストレスを与えないように表現しているように見えます。
だからこそ、ただひたすら２人の恋が育っていく様に描写が集中して、心情のわずかな変化が丁寧に丁寧に描かれているわけです。
ここまで純粋に、ひたすら甘い小説というのは、逆に真新しいのかもしれません。
ということで、異世界転生テンプレストーリーに飽きた方は、たまには甘々でベタベタな恋愛小説でも読んでほっこりしましょう。
